初心者にも分かるブーツの基礎知識をご紹介!
- ブーツの歴史
- 古代の狩猟や旅行のときに用いられた、毛皮を巻き付けたようなタイプの靴が起源とされている。 15世紀後半から乗馬用に使用され、ブーツは身分の高さの象徴であった。 日本では、ブーツ姿の坂本龍馬の写真が残されている。
- ブーツの種類
- ブーツには数々の種類が存在します。ブーツ初心者の方にも、分かりやすく特徴をご紹介いたします。
チャッカブーツ
ポロ競技の一回分の試合(7分半)を意味する「Chukker(チャッカー)」が語源。プレーントゥをハイカットにしたようなデザイン。
エンジニアブーツ
主に作業員やエンジニアに用いられていたワークブーツや安全靴。 作業者が足下のモノに引っかからないように紐が取り外され、代わりにベルトが取り付けられている。また、つま先を事故から守るため、鉄やプラスチックのカップが内蔵されている。
ウエスタンブーツ(カウボーイブーツ)
乗馬時に靴が脱げにくく、サボテンのトゲから足を守るためロングブーツになっている。 また、あぶみ(乗馬時に足をかける馬具)に足が入りやすいよう、トゥがとがっており、アッパー全体に彫り模様があるものが多い。
デザートブーツ
2枚のスエード革を側面で縫い合わせただけという、シンプルな構造。 クラークスの創設者ネーサン・クラーク氏が第二次世界大戦中、ビルマで現地の人の格好を見てインスピレーションを受け開発された。
ペコスブーツ
ルーズフィットタイプを総称するレッドウィング社の商標。 着脱に便利な再度のプルストラップが特徴的。由来はテキサス州に流れる川の名前。
サイドゴアブーツ
シャフト両サイドに伸縮性のあるゴムを使用し、後部のプルストラップが特徴。 紐をほどく必要がないため、非常に脱ぎやすい。最近ではすべて天然ゴムでできているものも。
カントリーブーツ
英国紳士たちが郊外へハイキングや狩りに出かけるときに履いていたブーツ。 ウィングチップ、後部のプルストラップが特徴。
図解!ブーツのパーツ名
- プルストラップ
- 指かけ
- シャフト
- 胴筒
- バンプ
- 甲革(アッパー部分)
- カウンター
- 踵(かかと)
- ウェルト
- 細革。アウトソールとヴァンプを固定するステッチ。
ブーツ関連用語集
- ラグソール(ラギッドソール)
- スパイクタイヤのような凸凹のあるゴム靴底のこと。ビブラム社のラグソールがあまりに有名なため、「ビブラムソール」とも呼ばれている。
- クレープソール
- ゴム製の靴底。高いグリップ力を誇る。クッション性があり、柔らかい履き心地。
- 銀面
- 革の表面
- 肉面
- 革の裏面
- ヌバック
- 革の表面を起毛させたもの。
- スエード
- 革の裏面を起毛させたもの。
- モックトゥ
- つま先部分にUチップが入ったブーツ。
- プレーントゥ
- つま先部分が丸く平らで、飾りのないブーツ。